看護部長あいさつ

『看護』はいつの時代も、世の中や人々のニーズに合わせ、柔軟にその形を変化させてきました。急性期から在宅療養、未病、予防に至る全ての健康段階で、私たち看護職の果たす役割があります。人々が住み慣れた地域で生み、育て、活躍し、平和な最期を迎えることができるよう、暮らしと医療の両方を支え、切れ目のない看護を提供することが今の『看護』には求められています。

当院は、少子超高齢社会のニーズをとらえ、平成28年に地域包括ケア病棟を開設し、入退院支援部門の設置など、地域包括ケアシステムを推進しています。“地域の皆さまの笑顔を引き出すおもいやりのある看護を提供します”という看護部理念に則り、急性期治療への適切な介入はもちろんのこと、生活のこと、家族のこと、それぞれの思いなどを含めた全体像に着目し、患者さんを「ひと」として尊重し、“その人らしく生きる、暮らす” を支援できる倫理観の高い看護師の育成をめざしています。

赤穂市民病院にかかって良かったと、地域の皆さまに笑顔になってもらえるよう、思いやりのある看護を提供します。

看護部の取り組み

看護部は人財育成に力をいれています。平成25年4月より基礎看護技術演習室(寺子屋)を設置し、新人教育担当看護師を専任配置しています。寺子屋では新人看護師の知識・技術の習得だけでなく、メンタルサポートにも力を入れています。

寺子屋は新人のみならず、育児休業や長期療養休暇からの職場復帰研修、中途採用看護職員(看護補助者含む)の研修、さらには地域の潜在看護師の復職支援研修など、その役割はふくらみ、大きな成果を上げています。

また継続教育としてOJT、OFF-JTの連携に注力しています。院内でのラダー段階別研修に加えeラーニングを利用し、いつでもどこでも学べる学習環境を整備し、職員のキャリア支援にも取り組んでいます。

当院の看護職が専門職として自信と誇り、やりがいをもって働きつづけることができるよう、令和元年度から委員会活動のしくみを変更しました。各検討会・委員会共に専門職としての責務を果たすための活動に、広がりと深化が見られ、看護の質向上につながっていることを実感しています。

当院では新人の入職時研修やフォローアップ研修を研修医や医療技術部など他職種の新人と合同で行うことにより、チーム医療の推進、働きやすい職場づくりに取り組んでいます。


大切な命を守ることは当然ですが、プライベートを大切にすることも必要との考えから、多様な働き方を支援し、さらに「働きやすい職場づくり」をめざしています。

今年度の看護部目標

  • 患者・家族の思いを尊重した地域包括ケアシステムの充実(つなぐ看護の強化から深化へ)
  • 専門職業人として自律的に知識・技術を向上し、主体的に責務が果たせる看護師の育成(看護をチームで語り合おう)
  • お互いを尊重した働き続けることのできる職場環境づくり(相手を思いやろう)
  • 一人ひとりが積極的に病院経営に貢献する(一緒にがんばろう)